赤字会社でも売れる
” 再生型M&A ”

私自身の経験の話をしましょう。

私の会社は2期連続赤字で黒字になる見込みがまったくなく、毎日
「今月の給料はどうやって払おう」
「また自分の貯金を切り崩して支払いをしないと」
「もう嫌だ、辛い、やめてしまいたい」
と、死ぬほど悩んでいました。

電車のホームに立つたびに
「このまま飛び込んだらもう悩まなくていい。楽になりたい」
「いや、こんな事で死ぬなんてだめだ。でも…」
という思いが頭の中をぐるぐるし、心も頭もめちゃくちゃでした。

当時の自分の頭の中を思い出すと、こんな状態ではまともな判断ができるわけなかったと思います。

そんな頭がおかしくなっている私に、ベンチャーキャピタル出身の事業再生コンサルがささやきます。
「あなたの会社を売ってはどうですか?」

え!売れるの!?
こんな苦労から解放されるうえに、お金に換えられるの!?

なんとかして事業を続けるしかないと思い込んでいた私には、目からウロコな発想でした。

この提案をしてきた事業再生コンサルは、ベンチャーキャピタル出身なんだから、買ってくれる先を紹介してくれるんだろうと考えていたのですが、そのような話は一切ありません。
ツテがまったくない中で近隣の同業他社に私は一社ずつ電話をし、アポをとり状況を先方に伝え、うちの会社を買ってください!とお願いしました。

結果ですが、どこも買ってくれませんでした。
いま考えてみれば、そりゃ買ってくれるわけないわのオンパレードです。

  • 2期連続赤字
  • 業界自体今後縮小が見込まれる
  • 東北大震災の直後で投資マインドは冷え切っていた

しかし今の私が当時の会社を売るとした場合、売却は可能と判断します。
今の私だったら何が間違っていたか、はっきりとわかります。

同業他社に同業で売ろうとしたからです。
同業他社ではなく、私の会社をハコとして設備として買い取りたいという他業種の会社に声をかけるべきできした。

そのような知識も判断もできなかった私は、自分の会社に投資した自己資金を1円も回収できず、倒産処理をさせて終わらせたのです。
 1 円も回収できないどころか、原状回復でさらに数百万円かかりました。

ベンチャーキャピタル出身の事業再生コンサルにアドバイスを求めて、この結果です。

ベンチャーキャピタル出身の事業再生コンサルだから、彼の意見は間違いないと、私が思い込んだことが失敗の原因です。
社長である私自身がもっと情報を自分の頭と足で集め、多くの経営者に相談に行き、ベストの方法を選択しなければいけなかったのです。

それを怠り、相談相手がベンチャーキャピタル出身だから大丈夫だろうと安易に考えた私の責任です。
この記事を読んでいるあなたには、私と同じ失敗をしてほしくありません。

赤字会社を売る時には、売り方があります。
ふつうに売ろうとしても買い叩かれるか、相手にもされず 1 円も回収できずに終わる可能性が高いでしょう。

自分の失敗をふまえ、これまでの事業再生コンサルとして700社以上の会社再生にかかわり、多くのM&Aに関わってきた経験から作り上げた、赤字会社のM&Aの方法をここから解説します。

金融機関からの追加融資なし、税金、社会保険の滞納があっても売却可能な ” 再生型M&A ” とは

金融機関からは追加融資の話を断られ、すでに税金、社会保険の支払いが滞納している会社でも、私たちはM&Aによる会社売却を数多く成立させてきました。

” 再生型M&A ” のやり方

 ” 再生型M&A ” とは簡単に言うと、「あらゆる手段を駆使して赤字会社を黒字化して売却する」手法です。
具体的な流れとかかる時間を説明します。

  1. リストラ

  2. 不採算部門の切り離し
    ここまでで3か月

  3. 出資

  4. 事業の自力再生
    ここまで 3 ~ 9 か月

  5. M&A先の選定、契約締結
    6か月

再生型M&Aの具体的手法
再生型M&Aの具体的手法

まず会社経営の足を引っ張る赤字の原因を解決させ、出資という真水で一気に資金繰りを楽にし、利益を出せる組織として会社を生まれ変わらせます。
黒字の会社ならば買い手はいくらでもいます。
大企業の24.1%が「買収を検討」しており、「自社の売却を検討」している会社は4.8%しかおらず、M&Aに関しては圧倒的に買い手が多い完全な売り手市場です。(参照 M&Aが本格化、大企業の24.1%が「買収を検討」 仲介業者からのアプローチは、企業の8割超が経験 東京商工リサーチ公式サイトより

赤字のままでしたら買い手を見つける事はかなり困難ですが、黒字会社の売却でしたらいくらでも話はできます。

赤字会社を黒字化できるのは私たちが事業再生のプロだから

赤字の会社を黒字にすれば売れる、こんな話は当たり前だろう!と思われる方がほとんどだと思います。
赤字の会社を黒字化させるなんて、そんな簡単なことではありません。

「私はたくさんの会社を黒字化させました!だから私におまかせを」
と元〇〇銀行、元一流外資系戦略コンサル会社出身という素晴らしい肩書を持つ経営コンサルと顧問契約を交わし、黒字化できないまま倒産危機を迎えている多くの社長が、私たちに相談にいらっしゃいます。

その様なりっぱな肩書と経験を持つ彼らが、なぜ会社の再生に失敗するのでしょうか?

元〇〇銀行、元一流外資系コンサル会社出身の経営コンサルたちの多くは、経営経験がありません。
人を雇い事業を作り、自分の給料は取れないにもかかわらず、従業員に自分の貯金を切り崩して給料を払う地獄の苦しみを知らないのです。

倒産したらどれほどの苦しみが社長をおそい、家族からどのような扱いを受けるのか、その様な恐怖とは無縁の人生を歩んできた人たちです。
そんな彼らに倒産寸前の会社の再生、黒字化は難しいだろうと私は考えます。

現場経験のない自称大工が「私は素晴らしい家を建てられます!」と言ったところで、家を建てる事すら無理ですよね。
会社の経営再建、黒字化も同じなのです。
私たちイージス経営戦略事務所の事業再生コンサルタントは、全員経営経験を持っており、自社をどん底に落とし、そこから這い上がってきた現役社長、元社長たちです。

私は自社を倒産させ無一文になり、そこから這い上がってきた人間です。
社長たちがどれだけ赤字を恐れ苦しみ、断腸の思いで自分の資産を切り崩しているか、自分自身の経験として心に切り刻まれています。

だから私たちは赤字の原因がどこにあり、何をすれば黒字化できるのか、はっきりと分かるのです。

社長の自宅などの資産保全について

会社はM&Aで売却したいけど、自宅などの社長の個人資産は自分の手元に残したいという社長がほとんどです。
多くの場合、金融機関からの融資に社長個人の個人保証を付けているため、自宅は金融機関に差し押さえられる場合がほとんどです。

しかし私たちは個人保証付きの融資の返済が残っている場合でも、自宅などの社長の個人資産を守り切った実績が数多くあります。

自宅などの資産の具体的な守り方を詳しく知りたい方は、当サイト内 ” 会社の倒産から社長の自宅を守る、法に則った全手法をすべて公開 ” を参照してください。

赤字会社のM&Aの流れ

赤字の自社の売却を考えている社長は、以下の流れであなたの会社を本当に売却するべきか否か、判断してください。

STEP1. 売るべきか正しく判断する

M&Aのベストなタイミングを、正しく判断できる方法を知りましょう。

M&A後に後悔したくない赤字社長の為の最高値売却タイミング判断法

赤字でも会社を最適条件で売るべきタイミングを、決算書(PL/BS)と経営、滞納状況から数値判定。
M&Aの条件最適化や誤判断時のリカバリー、資産保全の要点まで解説。

STEP2. 損切りする覚悟を決める

事業を続けたいのか続けたくないのか、何が原因で手放したいと考えているのか、しっかりと自分の心を見つめ、損切りする覚悟を決めましょう。

赤字会社のM&Aが決断できこれ以上の損を出さない方法を徹底解説

赤字で今後の経営に迷う社長向けに、M&Aで損切りすべきかを数値指標と実例で可視化。
CFと決算の読み方、判断軸や家族優先の考え方、会社清算の回避と後悔せずにすむ決断手順まで実務解説。

STEP3. M&Aの相手を探して決める

金銭的にも心から納得できるM&Aができ、次の人生にすっきりと歩みだせる買い手を探す方法を知りましょう。
M&A詐欺に巻き込まれるタイミングがここです。
M&A詐欺の実情を知り、詐欺に巻き込まれない心がまえも知っておきましょう。

金銭的、気持ち的に社長納得のM&A相手を決める方法を徹底解説

赤字企業のM&Aで最良の相手を探して決める実務ガイド。
買い手候補抽出方法・初回接触・シナジー評価・条件交渉・詐欺回避・DDチェックを具体手順で解説。

M&A詐欺に巻き込まれた実例

中堅飲食チェーンで起きたM&A詐欺の実例を公開。
詐欺師の買い手による現金引き抜きと個人保証放置の手口と経緯、陥りやすい思考の罠、損切りの心得を解説。

STEP4. 収入をキープ

会社を売却した後も収入を維持する方法を知りましょう。

会社をM&Aで売却した後も収入を維持できる現実的手法を解説

会社をM&Aで売却後も収入を維持する具体策を解説。
継続勤務、別事業の起業、売却代金の分割受取、新たな就職の是非と法的リスクの留意点まで。